祝! 日勝峠全線復旧!

皆様、ご無沙汰しております。
いつも投稿しております、北見工大鉄研M1の元副会長です。
鉄道研究会の活動自体は、最盛期の頃と比べると、随分落ち着きを取り戻した感がありますが、ぼちぼち活動しております。

さて、先週10月28日(土)、北海道の国道274号日勝峠全線開通しました。

日勝峠は、日高町から清水町を結ぶ峠で、道央圏と道東圏を結ぶ幹線道路です。
しかし、昨年8月の台風10号の影響で、66か所で道路の陥没・落橋などが発生し、1年2か月にわたり通行止めが続いていました。
(日勝峠の被災状況は北海道開発局のHPで公開されています。
帯広開建URL:https://www.hkd.mlit.go.jp/ob/douro_keikaku/fns6al0000006p2g.html
室蘭開建URL:https://www.hkd.mlit.go.jp/mr/douro_keikaku/c5b1ee0000006qz7.html

復旧工事では、ドローンの活用や3次元レーザーを駆使しながら工事を進め、大幅な工期短縮となりました。工費は227億円。
私自身も、あれだけの損傷であったにもかかわらず、1年2か月という早期の復旧には驚いており、改めて土木技術の高さを認識させられました。

日勝峠 通行止め解除区間 (引用:北海道開発局 資料)
さて、私ですが、実は開通前日の27日(金)に、就活の面接で札幌に帰省していたため、当日28日(土)に、実家の車で日勝峠を走行することができました!

28日(土)10時、札幌を出発。
国道274号に入り、日高町の道の駅、樹海ロード日高に12時50分到着しました。
道の駅では、14時から再開通の式典が開かれることになっているようでした。
道の駅樹海ロード日高
カメラの準備などをし、12時55分、道の駅を出発。
通行止解除から5分後の13時05分、日勝峠日高側の通行止め解除地点へ!
解除地点には、開発局の職員の方、工事関係者の方が並んで手を振って下さいました。

日勝峠の被災状況は、テレビなどの報道で知っており、あれだけの被害、復旧には数年はかかるだろう… と個人的には感じており、1年2か月という短い期間で復旧できるとは思ってもおりませんでした。工事関係者の方々のご尽力に感謝しながら通行しました。

開通した日勝峠
舗装も綺麗にされており、非常に走りやすい道路になっていました。
天気も良好。景色も素晴らしく、最高のドライブ日和でした。
清水側は曇り空
しかし、日勝峠清水側は曇り空。路肩には雪も積もっていました。
道路情報板には「日勝峠 路面凍結 夏タイヤ走行不可」と表示されていました。車のタイヤ、まだ夏タイヤだったので、「大丈夫かな・・・」と少し不安でしたが、路面は乾燥路面でしたので一安心。
上空ではヘリコプターが飛んでいます。どこかのニュースに映っていたかな…?
清水側のドライブイン
日勝峠を下り、清水側の峠ふもとにあるドライブインへ。
ここは元々立ち寄る予定はなかったのですが、警察官に誘導され、入ってしまいました。
駐車場に入ると、別の警察官が立っており、停車を要求。「あれ、なんかあるのか…」と思っていると、「清水町の記念品ですー、ホットミルクもどうぞ!」と!
中身は「十勝牛玉ステーキ丼のたれ」と「てんさい糖」!いやあ素晴らしい!清水町の皆さん、ありがとうございました!!
このドライブインも、日勝峠の開通により大変賑わっておりました。ピークは過ぎていたものの、紅葉もそこそこ綺麗でしたよ。
記念品提供場所
日勝峠からみる十勝平野
この後は、清水の市街まで下り、芽室で豚丼を食べ、走ったことのない道を通りながら、再び日勝峠を越え、日高へ戻りました。
そこからは、同じ道を通るのはつまらないので、国道237号で占冠、富良野を経由し、札幌へ午後8時に帰宅しました。

昨年の台風被害は北海道に大きな被害を与えましたが、この日勝峠の開通は復興が大きく進んだ証となるでしょう。

個人的に驚いたことが、日本ハムファイターズと開発局が共同企画を実施したこと。
ことし8/17の千葉ロッテ戦。試合前に大型ビジョンで、日勝峠復興への取り組みの映像が放映されました。さらに、工事関係者の方々へのヘルメット贈呈も行われました。
なかなか今までファイターズと開発局が共同企画を行うことは無かったように思いますが、多くの方々に道路事業を知ってもらう良い機会だと思います。今後も何かしらのコラボ企画があるといいなあ、と感じました。
今、道民の関心ニュースといえば、圧倒的に清宮ですけど、日勝峠開通も道民の関心度としては高いニュースの一つになったのではないでしょうか。

さて、日勝峠を走った2日後、北見に帰ってくると、後輩たちが「日勝峠開通祝賀会」を企画、こんなものを作ってくれました。
日勝峠再現ケーキ! (ケーキではないか…(笑))
向かって左側が日高側、右側が清水側、見づらいですが、じゃがりこで道路を再現、白い生クリームは雪を再現してるとのこと。茶色く見える「たけのこの里」は、日勝峠の針葉樹林を表現。さらに、奥の「通行証明書」、本物っぽく見えますが、実は後輩の手作り。芸が細かい…

ケーキ制作後は、テープカットくす玉割謎の「峠歌唱歌」と、本物さながらの開通祝賀会でした。ここまで企画してくれるとは思っておらず、ちょっとしたサプライズでした。
この後は普通の飲み会+桃鉄で楽しい時間を過ごしました。次の日は平日なのに飲みすぎてしまい、朝起きるのが少し辛かったですが…(笑)

長くなってしまいましたが、日勝峠全線復旧おめでとうございます!

0 件のコメント :

コメントを投稿